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2017年映画TOP3

2018もブログを続けようと思います。閉めるのはいつでもできるから・・・
更新はあまりできないかもしれませんが、お付き合いください。

@2017映画TOP3
 *邦画
   1:幼な子われらに生まれ
   2:彼らが本気で編むときは、
   3:夜空は最高密度の青色だ
   次点:光(河瀨直美監督版)

   ワーストワン:散歩する侵略者

  *洋画
   1:マンチェスター・バイ・ザ・シー
   2:ダンケルク
   3:パターソン

   ワーストワン:ラ・ラ・ランド

キネ旬のベストテンと被っている映画が多いです。
今年は30本台の映画しか観ていません。
例年の半分程度です。
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2016映画TOP10

だいぶ遅くなったけど2016の映画TOP10。

A・この世界の片隅で
B・サウルの息子
C・団地
D・セトウツミ
F・リリーのすべて
G・溺れるナイフ
H・ハドソン川の奇跡
I・ディストラクション・ベイビーズ
J・緑はよみがえる
K・シングストリート

順位はないです。が、AとBに圧倒されました。
2016は菅田将暉の年でした。(D・G・H)

2016優秀監督賞:片渕須直。
2016新人監督賞:真利子哲也。
2016優秀男優賞:柳楽優弥。
2016優秀女優賞:のん。

2015 映画トップ10

★2015映画トップ10

新年、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしく!

新年早々ではありますが、去年の映画トップ10を選んでみます。



【A】セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター(ヴィム・ベンダース+J・L・サルガド監督)

B、この国の空(荒井晴彦監督)
C、野火(塚本晋也監督)
D、イミテーションゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(モルテン・ティルドゥム監督)
E、アメリカンスナイパー(クリント・イーストウッド監督)
F、クーデター(ジョン・エリック・ドゥードル 監督)
G、アリスのままで(リチャード・グラッツァー + ウォッシュ・ウェストモアランド監督)
H、海街diary(是枝裕和監督) 
I、ピースオブケイク(田口トモロヲ監督) 
J、百円の恋( 武正晴監督) 

B~Jまで順不同。「恋人たち」「バクマン。」は未見です。



@2015最優秀男優賞:綾部剛(I他に「新宿スワン」)

@2015最優秀女優賞:多部未華子(I他に「深夜食堂」)/安藤サクラ(J)

@2015新人女優賞:広瀬すず(H)

@2015最優秀監督賞:ヴィム・ベンダース/荒井晴彦

@2015新人監督賞:モルテン・ティルドゥム



@2015の圧倒的な1本:セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター

写真家セバスチャン・サルガドの生い立ちから学生時代、家族のこと、経済学者としての仕事を捨てて写真の世界に飛び込んだ経緯、模索しながらも撮るべき被写体に接近していく様子などが、本人や父、妻へのインタビュー、また息子やベンダース監督自身のコメントも織り交ぜて淡々と時系列に沿って展開する。飢餓や内戦等による「悲愁に満ちた人々」の報道写真を撮り続け、サルガドは精神を犯されていく。この現実から目を背けてはいけないという「意識」とどうしようもない「絶望」との相剋。

故郷のブラジルに戻り、妻レリアの助言により、荒れ果てた実家の農場に植林を始め、元通り以上の森林を復活させます。その広大な土地を環境保護地区として祖国に提供し、インスティテュート・テラという環境保護団体も設立、これにより環境活動家としても有名になります。同時に、森羅万象の自然と対峙するGenesisプロジェクトという撮影を再開し、写真家としての『復活』と自身の『再生』も遂げることになる。

原題は「The solt of the earth (地の塩)」。同じタイトルで旧作のドキュメンタリーがあるが、この題名の方がしっくり来る。

1月の唄:「南国土佐を後にして」原曲

★「南国土佐を後にして」原曲

鯨部隊作詞・作曲

南国土佐を後にして 戦地へ来てから幾歳ぞ
思い出します故郷の友が 門出に歌ったよさこい節を
// 土佐の高知の播磨屋橋で 坊さんかんざし買うを見た

月の露営で焚き火を囲み しばしの娯楽のひと時を
自分もじまんの声張り上げて 歌うよ土佐のよさこい節を
// みませ見せましょ浦戸をあけて 月の名所は桂浜

故郷の父さん室戸の沖で 鯨釣ったというたより
自分も負けずにいくさの後で 歌うよ土佐のよさこい節を
// 言うたちいかんちやおらんくの池にゃ 潮吹く魚が泳ぎよる
   よさこいよさこい



中国北部戦線で戦っていた、中国派遣部隊(四国混成部隊)の高知歩兵第236部隊(鯨部隊)の中で、「よさこいと兵隊」・「南国土佐節」と題して歌われていた。ペギー・葉山が歌って大ヒットした「南国土佐を後にして(武政英策が補作詞・作曲)」よりバンカラっぽさが色濃く感じられる。

「南国土佐を後にして」で思い出すのは、『狂った野獣』(1976・東映/中島貞夫監督)というプログラムピクチュアだ。その中で川谷拓三が濁声で唄う「南国土佐を後にして」を聞くと、兵隊に唄われてたという原曲に近い曲想をかきたたせてくれそうな気がする。

川谷拓三は、片桐竜次にひっぱられて銀行強盗をやったものの、失敗する。ほんとはビビリで、なりゆきでバスジャックしてしまった時も、人質のおばさんに怒鳴られただけでオドオドしてしまう。早い段階から「もうあきらめよう」と言うが、そうすると、強気の片桐竜次やもっとこわい渡瀬恒彦に煽られる。状況がかなり煮詰まってきて、ちっともいいことなかった自分の人生を思って歌いだす「南国土佐を後にして」は、胸に染み入ってくる。その唄に人質のチンドン屋さんが伴奏つけてくるシーンにも泣かされる。

1975年頃、東映の大部屋俳優たちが『ピラニア軍団』として売り出し、『大激突』『資金源強奪』『県警対組織暴力』『北陸代理戦争』(深作欣二監督)・『暴動島根刑務所』『大阪電撃作戦』『沖縄やくざ戦争』『狂った野獣』(中島貞夫監督)などの低予算のケッ作・問題作でエネルギッシュに怪演していた。

1976年、僕は大学の教養課程から専門課程に上がれなかった。つまり、留年をしていた。鬱屈しささくれだった、蒼いココロをそれらの映画のピラニアたちにシンクロさせ、発散させていた。それゆゑ、拓ボンの「南国土佐を後にして」を思い出すと、不思議な涙が出てきて、ドウニモトマラナイのだ!



@これで1月のエントリーは終わりです。

2014 映画トップ10

あけましておめでとうございます。
僕は人生最後の『厄』が大当たりで、「前厄」「本厄」と2年にわたり最凶だったので、今年の「後厄」は運気を上げて捲土重来といきたい。

★2014 映画トップ10(邦洋混成)

【A】、*ここのみにて光輝く(日本)

B、ダラスバイヤーズクラブ
C、ジャジーボーイズ
D、闇金ウシジマくん Part2(日本)
E、舞妓はレディ(日本)
F、チョコレートドーナツ
G、ブルージャスミン
H、ぼくたちの家族(日本)
I、 ウッドジョブ! 神去なあなあ日常(日本)
J、猿の惑星・新世紀
次点、 グランドブタペストホテル

@新人監督賞   *家路(日本:久保田直監督)

*コメント

Aが圧倒的な印象を残している。その他の順番はあまり意味はない。Bの主人公のシタタカサには目を見張った。Cはイーストウッドのミュージカルで、心が躍った。Fのラストは「アイシャルビーリリースト」の歌唱で(「ラストワルツ」のそれも感動的だったが)心から泣けた。2014-12/31現在、「ゴーンガール」「インターステラー」「滝を見にゆく」「0.5ミリ」は未見。

いずれにせよ、現実に起きる事件(2014で挙げれば、佐世保女子高生殺害解剖事件や筑後市連続殺人事件)の方が、虚構である『映画』を凌駕している。佐世保女子高生殺害解剖事件などは、25年前の宮崎勤事件をトレースしているかのような既視感を感じる。

・・・・・・・・・・・・・

*映画評『そこのみにて光輝く』・再録

呉美保監督の『そこのみにて光輝く』を、日田市の「リベルタ」で観てきた。原作は、1990年に41歳で自死した、村上春樹と同世代の作家、佐藤泰志が遺した唯一の長篇小説である。僕はその小説は未読だが、映画『そこのみにて光輝く』は、1970年代の日活ロマンポルノやそれにまつわる記憶を呼び起こさせる不思議な作品だ。

ある過去の事故の記憶にさいなまれ、無為な日々を送る達夫(綾野剛)は、バラックのような拓児(菅田将暉)の家で、姉の千夏(池脇千鶴)と出会い、心を動かされる。千夏は売春で貧しい家の家計を支え、母親のかずこ(伊佐山ひろ子)は、脳梗塞で寝たきりの父親の性欲処理を黙々とこなしている。この荒みきった悲惨な家族の光景は、大阪・西成区釜ヶ崎で生きる売春婦親娘(花柳幻舟と芹明香!)と白痴の弟(夢村四郎)とのよるべない生活を活写した『色情メス市場』(田中登監督)を彷彿とさせる。この原題が『受胎告知』という映画は、近親相姦と近親憎悪という『酷愛の軌跡』を、ドキュメンタリータッチで描かれた、ある意味で、「美しく」昇華されたファンタジーだと言える。

自転車をくねくねと乗り回す拓児や、互いに惹かれあう達夫と千夏が人の気配がない寒々とした砂浜を歩くシーンは、『恋人たちは濡れた』(神代辰巳監督)の大江徹や中川梨絵の抱えていた白々とした虚脱感、『アフリカの光』(同監督・東宝)のショーケンと田中邦衛がアフリカ遠洋漁船を根室で待つ日々の閉塞感とだぶって見えて仕方がなかった。達夫が鼻歌を口ずさみながらふらふらと歩いている姿は、さながら『青春の蹉跌』(同監督・東宝)のショーケンそっくりだ。

絶えず煙草を吸い、とりとめのない怒りや焦燥をもてあます綾野剛。絶望の淵からなんとか外の世界へと視線を投げかけようと身悶える池脇千鶴。ノンシャランな存在感がリアルに迫ってくる菅田将暉。それぞれの演技者がいい仕事をしている。そして、千鶴への身勝手な執着を止められない造園会社の社長役の高橋和也は「浅ましさ」や「女々しさ」を見事に表現していた。

『そこのみにて光輝く』は、2008年の秋葉原殺傷事件以降の酷薄な格差社会の実相をリアルに映し出している。同じ原作者の『海炭市叙景』(2010:熊切和嘉監督)では地方都市に生きる若者の屈折した青春の姿、一筋の光を求めて暮らす家族の再生を描き出していた。しかし、この作品では閉塞感はさらに内向していて、外部からの救いは訪れない。一度人生にしくじったり事故に遭ったりすると、セイフティネットにも引っかからず滑り台の真下までマッサカサマに落ちてしまう。プライドや夢まで、金に置き換えられ押しつぶされてしまう・・・。「出口なし」の状況なのだが、自分たちの意志でもがく達夫と千夏を呉美保監督は掬い上げようとする。画面からにじむような橙色の光が氾濫する海辺のラストシーンに、僕たちはかすかな曙光にも似た希望のようなものを見た。

この達夫と千夏のささやかな「愛の灯火」を、時代の風よ、消さないでおくれ!

***

*映画評『家路』・再録

長年TVのドキュメンタリーを撮ってきた久保田直監督、初の劇映画作品。

3.11後の福島原発事故の放射能汚染で立ち入り禁止になった故郷の農村に、ある事件をきっかけに東京に行き一度も戻ってこなかった、次郎{松山ケンイチ}が、20年ぶりに戻ってくる。そして、誰もいない田んぼで、たった一人で苗を植え始める。一方、次郎の兄の総一{内野聖陽}は、亡くなった父の後妻登美子{田中裕子}と妻{安藤サクラ}と子供の4人で、仮設住宅で、鬱屈して暮らしている。

総一と次郎は腹違いの兄弟で、この物語では「カインとアベル」の翻案のように、裏『エデンの東』のように、彼らの関係が展開されるいる。

早春の風にゆれる田んぼの緑がとても美しい。無人の立ち入り禁止地区を、ただ淡々とずーと映す次郎のシークエンスは、観ていて、心が痛くなってくる。放射能には色も匂いもなく目にも見えないし体にも感じないというが、その美しい光景に溶け込んでいる実際の現実がとても怖い。

次郎は、小学校の時授業中「自然を守るためには、どうしたらいいか?」という問いに、「人間がいなくなればいい」と答えて、クラスを沈黙させる。人間の「業の深さ」、科学の「自走性」という事を考えてみると「放射能によって被曝したのは、人間だけではない。植物や、動物達も、生きとし生けるものすべてが被曝したのだ」と理会できる。荒廃した商店街をウロウロする家畜たちの姿から、そのような思いに至る。

放射能を撒き散らしたものを処罰する法律はなく、警戒区域にある自分の家に行こうとすると罰される。こんな理不尽なことがあっていいのか!加害事業者の処罰を訴える総一に警官が、言う。「何人いるの?」家族一人につき月10万円の精神的賠償のことだ。総一家族は4人だから月額40万円。確かに暮らせないことはない金額だ。でも金じゃないと総一は言う。奪われた生活は金で補償されるものではない。農業を営み、ふるさとの自然の中で心豊かに生きてきた生活は、経済的には決して裕福とはいえなくても生きがいのあるものだったろう。

いくら生活費を補償されても、あの狭い仮設住宅の暮らしは耐え難いであろう。仮設住宅は本当に狭くて(2DK≒12坪?)、4人家族で住むのはプライバシーの問題もあり大変だと思う。総一の妻がデリヘルに出る(設定としては唐突で伏線がないので不親切だが)のも、感覚的に、うなずけてしまう。彼女の場合、金銭的な理由からだけではなく、精神的な空虚感からなのだと思える。その妻の職業を認めていて、お金を出して妻を買おうとする総一の姿は悲しくてやるせない。この夫婦の関係が「仮設住宅の生活」のざらざらした日常を表している。

画一的な仮設住宅で、認知症気味な母親が自分の家がわからなくなって、パニックになるシーンがある。そこに表象されるのは仮設住宅に住む人々の心象風景だろう。嫁は母親を見つけて、店先で並んで魚肉ソーセイジでビールを飲むシーンはホットさせる場面だ。

母親と次郎が田植えをする美しいシークエンスでエンディングになる。警戒中の警官があらわれて声を掛けようとするが、冒頭のシーンとは異なり、声を掛けずに立ち去る。見ていてちょっといい気分になる。母親と次郎にとって田園は『エデンの園』なのだろうが、「フクシマの『エデンの園』はセシウムに汚染されている」と考えると複雑な気持ちになる。

松山ケンイチは、素朴な農村の青年を自然に演じ、青森県出身らしい純朴さが感じられて、とても良かった!田中裕子も、認知症を患う母を演じきり、素晴らしい! 内野聖陽の熱演、安藤サクラの気だるい空気感。アクチュアルなカメラワーク、加古隆の静かなピアノ曲。。。キャスト・スタッフのみなさん、いい仕事をしている。

無人の地区に流れる、ドヴォルザークの{家路}は、物悲しく、心に染み入ってくる。
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