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環境主義住宅を解く 第13回

 『じっくり派のための家づくり講座②自然住宅(環境×健康)編』という本がようやく出版された。私が住宅のことに首を突っ込んでそろそろ15年。その15年の集大成的な内容になっている。環境と住まいとの関わりやシックハウス問題のことを真正面から書いているから、相当にハードな内容になっているけれど、決して読みにくくはないはず。ロハスのような“軽ノリセレブエコ”や、前時代的な“告発型エコ”もいいけれど、この本で書いているように、冷静に落ち着いて自分のことと世の中のことを考えるエコがこれからは大事なんじゃないかと思う。
 ちなみに西村工務店はインタビュー記事で紹介させてもらったから、そちらもお楽しみに。
 さて窓の話の続き。
 冬場は「日射を入れる、熱を逃がさない」という2つのバランスで窓を考えればよいと書いた。しかし、夏場は「日射を入れる」ということがマイナスに働く。さらにややこしいことに、日射は入れたくないが、風は通したい。またせっかくのお日様の明るさを完全に遮断したくはない。このあたりをまとめると、次のようになる。
<冬場>
 晴れている日の多さ、外気温の状況などを考えて、「日射を取り入れること、熱を逃がさないようにすること」のバランスを考える
<夏場>
 日射を遮りながらも明るさは確保して、風が通るようにする。またエアコンをつけるときには、その効きがよくなるように、外の熱を入れにくくする
 こうした全体を眺めながら、窓を考えていく必要があるということだ。ややこしい話だけれど、こういうことを考えるのは結構楽しい。順番に考えていこう。
①窓の性能は冬場の状況で決める
 前回にも、そして上にも書いたように、とくに南面の窓は冬場の晴れている日の多さや外気温の状況などで窓の性能を決める。北側の窓は日射には関係しないので(明るさを取り入れることにはなるけれど)、熱を逃がさないことを中心にして決めればよい。
②窓の配置や大きさは「冬場の状況」「夏場の風通し」を中心に考える
 日射が利用しやすい地域では、南面の窓は大きくたくさん取ったほうがよい。また、夏場の卓越風(よく吹く向きの風)を考え、風が抜けるように、その両側に窓を配置する。1階から2階に向かうような風の通し方もあるから、そのあたりも考える。
③夏場の日射遮蔽は窓の外で行う
 カーテンはあまり有効な日射遮蔽部材にはならない。内側に使うブラインドも同じ。なぜなら、こうした室内にある部材はそれが暖められて熱が最放散されてしまうから。すだれとか、外付けのブラインドを利用しよう。日射遮蔽性能が高いガラスもあるが、これは冬場に不利になるからお勧めしない。すだれなどで十分に日射遮蔽はできる。だから①で「窓の性能は冬場の状況で決める」としたわけだ。
 南面は「軒を出す」「庇をつける」という方法も有効だ。また、植物を利用するというのも素敵な方法。落葉樹を植えれば、夏は日射を遮り、冬は日射を入れてくれる。つる植物を壁の近くに這わせて伸ばすという手もある。ヘチマやニガウリなどを植えれば、その実も楽しめる。
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