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環境主義住宅を解く 第17回

 この約1ヶ月間、眠れぬ夜を過ごしている。言うまでもなく、ワールドカップを観るためだ。さらに前半にはテニスの全仏オープンがあり、いま(7日)は全英オープンがある。週末はサッカーとテニスをして過ごしている私にとって、至福の時でもあるが、体力的には辛い。10日は決勝だ。当初私はイタリアとブラジルを優勝候補に挙げていたから、イタリアを応援する。さて、どうなりますやら。

 さて、今回は「国産材(見える木材)」を使うことのメリットについて。ここでの「メリット」というのは「住まい手のメリット」という意味。環境メリットがあることは言うまでもない。
 実はこの10年間ほど、ずっとこのことを考え続けている。住まい手のメリットが多すぎて整理できないからこんなに長い間考えているわけではなく、明確に「メリット」と言えるものが少ないからだ。
 メリットというのは相対的なものであり、ここでは「外材の集成材と比較して」ということになる。外材集成材のメリットは単純明快。「値段」と「品質」だ。ただ、この「品質」にはいくつかの要素があり、外材集成材において優れているのは「乾燥」と「強度」。劣っているのは「耐久性」。この劣っている耐久性を補うために薬剤を使う。ただ、すべての薬剤が「健康によくない」という「住まい手のデメリット」につながることにはならない。とくに最近では安全性の高い薬剤が使われるようになってきている。もうひとつ「耐久性」に関していえば、集成材に使われる接着剤の話もある。実際、外材集成材がはく離したという問題が最近あった。ただこれは「国産材集成材」にも当てはまる話なので、「だから外材集成材はよくない」ということにはならない。
 確かに「値段」は国産材が外材に追いついて安くなってきている。ただ、ここで2つの問題がある。ひとつは繰り返すが「品質」の問題。「安かろう悪かろう」ではダメなのだが、そんな製品が出てしまっている。まだまだ木材生産者の意識は平均して低いということだ。もうひとつは「量」の問題。いまの国産材の値段では需要を賄うことができない。「こんな値段で出しても商売にならない」と木材生産者は考えるからだ。

 メリットの話をするつもりが、暗い話になってしまっているなあ。
 ずっとこのメリットを考え続けている私が、いまの時点で出した結論は「国産材を使うほうがおもしろい」ということになる。全国には(たぶん九州にも)、様々な樹種があり、山がある。まだまだ数は少ないが様々におもしろい木材生産者がいる。自分たちの家の価値を大きく左右する「構造材」と「床材」について、こうした情報を仕入れ(ホームページを探して眺めるだけでも楽しい。外材ではそんなことはできない)、機会を設けて生産地を訪れ、生の山と木に触れ、そして生の人の声を聞いてくる。こちら側(家を建てる側)の思いもぶつけ、「よっしゃ、いい材料を出そう」と思わせてくる。時間はかかるだろうし、相当の覚悟は必要だが、家づくりのアプローチとしてこんなにおもしろいものはない。「買う家」ではなく「つくる家」の最も大きな醍醐味だ。
 「そこまではちょっと…」と思う人は、家のつくり手にこの仕事(?)を一部代行してもらえばよい。それだけでも「つくる家」の醍醐味はかなり味わえるだろう。
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