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環境主義住宅を解く 第24回

 「あるある大辞典事件」をきっかけに、科学を装ったテレビ番組への批判が続いている。しかし、実際にそうした番組の嘘を見抜くのは簡単ではない。私がもし納豆のときの番組を見ていたとしても、「これは嘘だ」と断言できなかっただろう。でも、だからといって納豆を大量に食べようとは思わなかったのも間違いない。「極端な選択をするのは間違いを起こす」という基本的な思想があるからだ。およそ、何かの問題は、どこかの方向に一気に進んでしまったことで起きているように思う。

さて今回は畳表の話。
畳表はご存知のように「イグサ」という植物でつくられている。みなさんはイグサの畑を見たことがあるだろうか?九州の人なら結構見た人も多いかもしれない。目に痛いほどの鮮やかな緑が広がる。
そのイグサだが、年々国内の生産高が減っていて、いま畳表は中国から輸入されているものが多くなっている。すでに半分以上の畳表は中国製のはずだ。だから何も言わないで畳屋さんに注文すれば、中国製の畳表がつけられてくる。ついこの間自宅の畳を替えたのだが、そのときに畳屋さんは「中級品だったら中国産のほうが質がよくなっている」と言っていた。国内の生産者はやる気をなくしてしまっているのかもしれない。
でも、やはり畳表は国産のものを選びたい。まずその理由のひとつが薬剤処理。おそらく中国産のものには殺虫のために薬剤が使われている。すべての製品がそうなのか、どんな薬剤を使っているのか詳しく調べたわけではないけれど、私の経験では国産のものと明らかに臭いが違う。
また、輸送にかかるエネルギーのこともある。畳表が日本にないのなら仕方がないけど、あるんだから、わざわざエネルギーを使って運ぶことはない。ついでにここで言っておくと、私は極端な国産品主義者ではない。日本にはなくて、価値のあるものだったら輸入すればいいと思う。どうしたって、材料もエネルギーも国内自給することはとても難しいし、輸出をゼロにすることなんてできないのだから、ちゃんと価値のあるものを選んで輸入すればよい。
畳表に関して知っておきたいのが「泥染め」。刈り取ったイグサを泥につけるという工程のこと。元々はイグサをうまく乾燥させるために行われたらしいが、近年ではその泥に緑の染料を入れることが一般的になっている。色のムラを隠すためだが、そうしたほうが市場で高く売れるらしい。
その染料が身体に悪いという話が出て、最近では泥染めをしない畳表も流通するようになった。見かけだけのために行うことを排除するという発想は悪くない。そもそも畳表の色ムラを神経質に気にする人はほとんどいないはずだ。
農薬を使わない、もしくは農薬の量を減らしたりして生産されているイグサもある。畳表に残留している農薬を気にすることはないと思うが、農薬を使わずに栽培できるんだったらそのほうがいい。環境に対する負荷は減るだろうから。
ということで、我が家に新しく入れた畳は、畳床はインシュレーションボード、畳表は国産のものにした。畳表の泥染め、農薬のことは配慮しなかった。まあそれくらいが「環境、健康」を考えながらの「普通の」選択だと思う。
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