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環境主義住宅を解く 第30回

 この連載も30回目になった。みなさん楽しんでいただいてますか?タメになってますか?

 「環境主義」はまだまだうまく定着していないけど、ジワジワと「環境の時代」が進んでいることを実感する。何度も言うように、私のようなスタンスで動いている人が圧倒的に不足していて、いろんな要望や相談がますます増えてきている。
 『レアリテ』という雑誌は知ってる?関西では結構小さな書店でも置いているけど、九州ではどうなのかな?この7月初めに創刊号が発売され、季刊誌として出版されていく。私はその外部編集スタッフ兼執筆者として関わる。うまくいけばこれまでにない一般向けの住宅雑誌としておもしろい存在になる。ぜひ注目していただき、ご意見を寄せてほしい。

 さて内装材の続き。ここで伝えたいのは「自然塗料の安全性」と「調湿や吸着」。まずは自然塗料のほうから行こう。
 実際には主に床材(ムクのフローリング)に塗るのが自然塗料だけど、家具とか建具にも塗るから、まあ内装材のところで語ってもよいとしよう。
 いまこの自然塗料の安全性に大きな波紋が立っている。というのは、東京都が自然塗料から放散されるホルムアルデヒドを調べ、その結果「かなりホルムアルデヒドが出てくる商品がある」ということがわかったから。ホルムアルデヒドについては、もっとも放散量が少ないものをF☆☆☆☆として区分してそれを表示することになっているけど、F☆☆☆☆として表示しながら、それを相当に超える放散量になる商品があったというわけ。
 ややこしいのは、別にそうした商品にホルムアルデヒドを混ぜているのではなく、植物由来の成分が反応を起こしてホルムアルデヒドが出てくるということ。これまで塗料を含め一般的には建材の安全性は「何が含まれているか」に注目して評価されてきたけど、そういう方法では正しく評価できないということがわかったということになる。
 しかし、F☆☆☆☆の証明は「含まれている成分」ではなく、「どれだけホルムアルデヒドが出てくるか」で行われる。だから、はっきり言えば「メーカーのF☆☆☆☆の証明は嘘だった」ということになる。とても大きな問題だ。「石油からつくられたものは危険、植物からつくられたものは安全」というのが一般的な認識だけど、そうとは限らないということ。

 私も7、8年ほど前は「自然塗料がよい」と言っていた。それは自然塗料が絶対安全ということではなく、その当時の合成系(石油系)の塗料に比べればずっとマシだろうという判断に基づいてのことだった。その後合成系の塗料も進化し、さらに今回のような試験結果が出てくると、「どちらが安全」とは明確に言えない。少し前にはムク材からもホルムアルデヒドが結構出てくるという報告もあった。時代は変わってきたわけだ。
 もちろん環境全体への負荷については別の問題。ただ、あまりにホルムアルデヒドの放散量が多い自然塗料は、いくら環境負荷が小さくてもそれを使うことをお勧めできない。

 F☆☆☆☆という表示はイイカゲンなものだ。これは私もずいぶん前から言っていること。塗料については、いくら自然塗料であっても臭いを確認して使うべきだということも言い続けてきている。
 「健康=環境にやさしい」とは限らない。これも再三私が主張していること。食べ物も例外ではない。とてもややこしい時代になってきたわけだけど、あまりに健康主義、自然主義に偏ると間違いを起こすということだ。これを乗り越えるには相当に冷静で理科的な考え方が必要になる。わたしたちはそれができるんだろうか?

 この連載も30回目になった。みなさん楽しんでいただいてますか?タメになってますか?

 「環境主義」はまだまだうまく定着していないけど、ジワジワと「環境の時代」が進んでいることを実感する。何度も言うように、私のようなスタンスで動いている人が圧倒的に不足していて、いろんな要望や相談がますます増えてきている。
 『レアリテ』という雑誌は知ってる?関西では結構小さな書店でも置いているけど、九州ではどうなのかな?この7月初めに創刊号が発売され、季刊誌として出版されていく。私はその外部編集スタッフ兼執筆者として関わる。うまくいけばこれまでにない一般向けの住宅雑誌としておもしろい存在になる。ぜひ注目していただき、ご意見を寄せてほしい。

 さて内装材の続き。ここで伝えたいのは「自然塗料の安全性」と「調湿や吸着」。まずは自然塗料のほうから行こう。
 実際には主に床材(ムクのフローリング)に塗るのが自然塗料だけど、家具とか建具にも塗るから、まあ内装材のところで語ってもよいとしよう。
 いまこの自然塗料の安全性に大きな波紋が立っている。というのは、東京都が自然塗料から放散されるホルムアルデヒドを調べ、その結果「かなりホルムアルデヒドが出てくる商品がある」ということがわかったから。ホルムアルデヒドについては、もっとも放散量が少ないものをF☆☆☆☆として区分してそれを表示することになっているけど、F☆☆☆☆として表示しながら、それを相当に超える放散量になる商品があったというわけ。
 ややこしいのは、別にそうした商品にホルムアルデヒドを混ぜているのではなく、植物由来の成分が反応を起こしてホルムアルデヒドが出てくるということ。これまで塗料を含め一般的には建材の安全性は「何が含まれているか」に注目して評価されてきたけど、そういう方法では正しく評価できないということがわかったということになる。
 しかし、F☆☆☆☆の証明は「含まれている成分」ではなく、「どれだけホルムアルデヒドが出てくるか」で行われる。だから、はっきり言えば「メーカーのF☆☆☆☆の証明は嘘だった」ということになる。とても大きな問題だ。「石油からつくられたものは危険、植物からつくられたものは安全」というのが一般的な認識だけど、そうとは限らないということ。

 私も7、8年ほど前は「自然塗料がよい」と言っていた。それは自然塗料が絶対安全ということではなく、その当時の合成系(石油系)の塗料に比べればずっとマシだろうという判断に基づいてのことだった。その後合成系の塗料も進化し、さらに今回のような試験結果が出てくると、「どちらが安全」とは明確に言えない。少し前にはムク材からもホルムアルデヒドが結構出てくるという報告もあった。時代は変わってきたわけだ。
 もちろん環境全体への負荷については別の問題。ただ、あまりにホルムアルデヒドの放散量が多い自然塗料は、いくら環境負荷が小さくてもそれを使うことをお勧めできない。

 F☆☆☆☆という表示はイイカゲンなものだ。これは私もずいぶん前から言っていること。塗料については、いくら自然塗料であっても臭いを確認して使うべきだということも言い続けてきている。
 「健康=環境にやさしい」とは限らない。これも再三私が主張していること。食べ物も例外ではない。とてもややこしい時代になってきたわけだけど、あまりに健康主義、自然主義に偏ると間違いを起こすということだ。これを乗り越えるには相当に冷静で理科的な考え方が必要になる。わたしたちはそれができるんだろうか?
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