FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

環境主義住宅を解く 第35回

 あけましておめでとうございます。
 去年もますます忙しい日々を過ごし、ちょっと疲れ気味。ただ年末年始に家族で「近場温泉ツアー」の日々を過ごしたので、だいぶマシになったかなあ。
 それから、去年の夏くらいから突然腰痛が始まり、それがなかなか治らない。たぶんその1年前から始めたサッカーが原因だろうけど、サッカーはとてもおもしろいので休憩する気はない。なんとかして治そうと、毎日腹筋、背筋、スクワットを続けている。
 そんなこんなで始まった2008年。今年は何といっても京都議定書の約束期間が始まるという重大な年。なんとか私も私の立場としてがんばっていきたい。

 では前回の続き。
羊毛断熱材やセルロースファイバーは湿気を吸ったり吐いたりする、いわゆる吸放湿性のある断熱材。調湿性があるという言い方のほうが一般的かもしれない。
 こうした断熱材は壁などの中(断熱材がある場所)に入ってきた湿気を吸い込み、そこが乾いてきたら出してくれる。前回に書いたように、気温が低いときに壁などの中が高湿状態になれば、そこで結露を起こしやすくなるわけだから、断熱材が湿気を吸い込んでくれれば結露のリスクは減ることになる。
 一方、グラスウールやロックウールなどの無機物でできている断熱材は吸放湿性がないから、結露のリスクを低下させることができない。
 ちょっとややこしくなってきたので、前回の内容とあわせて整理しておこう。
■無機物で繊維系の断熱材(グラスウールやロックウール)
 …湿気を通すし、吸放湿性がない。つまりもっとも結露を起こしやすい断熱材。
■羊毛やセルロースファイバー
 …湿気は通すが、吸放湿性がある。結露は起こしやすいが、グラスウールやロックウールほどではない。
■プラスチック系の断熱材(発泡ポリスチレンや発泡ポリウレタンなど)
 …湿気を通しにくいので(吸放湿性はないけど)、結露を起こしにくい。

 こうした湿気や結露に対する特徴をよく知った上で断熱材を選ぶ必要があるというわけ。結露のリスクがあるような断熱材を使うのであれば、その対策をつくり手のアドバイスを聞きながら考えていくということだ。
 ただ、結露の話はなかなか難しく、とくにそれほど冬に寒くならない地域では「神経質に考えるほどではないけど、まったく考えないというのもマズイ」という微妙な話になる。ここで言えるのは、「柱の外側に構造用合板を使って耐震壁をつくる場合には、何らかの対策が必要」ということ。この場合は羊毛やセルロースファイバーのような吸放湿性のある断熱材を使うというだけではちょっと危ない。だから断熱材の室内側に防湿の措置をしておくべきだろう。

 大和ハウスのCMでまた最近話題になっている「外張り断熱」。この断熱の方法は「柱の間に断熱材を入れる」という「充填断熱」に比べて合理的でなかなかよい方法だ。ただ、外張り断熱にしようとすれば「ボード状」になった断熱材を使う必要があり、具体的にはプラスチック系の断熱材ということになる。もちろん炭化コルクとか木質系ボード(最近いろいろ新しい製品が登場している)もあるが、これらは熱伝導率があまり小さくはなく、高い断熱性にしようとすれば(たとえば次世代省エネルギー基準レベル)、そうした断熱材を使うことは難しくなってしまう。
 一方、充填断熱にすれば、どんな形状の断熱材でも使えることになり、そういう意味では選択肢が広くなる。

 
スポンサーサイト
プロフィール

としとんどん

Author:としとんどん
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。