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環境主義住宅を解く 第36回


 もしかしたら知っている人もいるかもしれないが、政府は「200年住宅」というものを打ち出している。無策と批判されている福田首相の唯一の目玉と言ってもよいのかもしれない。
 200年住宅と言っても本気で200年持たせる家ということではなく、これまでの短命だったわが国の住宅を一気に長寿命にしようという考え方のようだ。
 長持ちさせるというのは環境主義のひとつの大きな柱。これから具体的な内容が見えてくる予定で、それがどんなものになるのかはわからないけど、とりあえずは歓迎しておきたい。

 ということで、今回からは家を長持ちさせるためのメンテナンスのことについて。
 家が傷む最大の原因は「水」。木造住宅であればシロアリの被害も重要な話。また設備関係のものは家の躯体などに比べて耐久年数が短いから、メンテナンスの不可欠な要素になる。
 水に関しては「屋根」と「外壁」が重要なところ。それぞれどの程度の年数で補修や塗り替えなどが必要なのかをまず知っておかないといけない。それに加えてその費用のことも。賢い住まい手は、そのためのお金をコツコツ貯めている。メンテ費用を貯めておく通帳をつくっておくのがいいと思う。たとえば10年先の外壁の補修に150万円かかるとして、月額の貯金額を決める。そして150万円貯まったら「そろそろ補修時期だな」と判断して、つくり手に連絡して見に来てもらう。こんな感じ。
 新築するときは、そのへんのことも考えて屋根や外壁を選ぶというのが正しい。「これは最初にお金がかかるけど、長持ちするから結局はお金の節約になる」なんていう判断は賢い。多くの人は初期費用のことばかり気にするけど、長い期間を考えて得になる選択をしたほうがよいに決まっている。少なくとも30年くらい先までの出費の計算をしながら新築を考えていくべきだ。細かい話になるけど、そういう意味でローンについては計画しやすい固定金利のほうがいいと思う。
 中古住宅に住んでいる人は、どこか信頼できる専門家に依頼して、「現在の状況」を診断してもらう。「屋根や外壁、設備はいつまで持つか」「床下に問題はないか」などがまず中心項目で、せっかくだから耐震性や断熱の状況なども見てもらうのがいい。それを元に、これからこの家をどうしていこうかという計画を立てる。たぶんほとんどの人はそんな手続きと発想を持っていなくて、結局はお金の損をしているように強く感じる。

 マトモなつくり手であれば、新築した最初の頃は短いスパンで点検に来てくれるだろう。そういう決まりはなくても、「何かあればすぐにお伺いします」と言ってくれるはずだ。そんなつくり手を選ぶべきであるのは言うまでもないが(タマホームなどはこのへんどうなっているんだろう?)、とくに床下に関しては、5年ほどは1年に1回程度の検査が必要だ。床下は「何かあれば」の「何か」が住まい手にはわからないことが多いからだし、家の寿命に深く関わるところだから。
 床下に問題があって(床下にある木材が腐っていたり、シロアリに食べられていたりして)、それを放っておくと補修するのに結構お金がかかる。問題が小さければその問題の原因を排除するだけで済むのに、問題が大きくなってしまうと木材を入れ替えたりしなければならなくなるからだ。私は床下に関する仕事をしているけど、「もっと早く誰かが見ていれば、お風呂を全部やりかえる必要はなかったのに」というようなことをよく思う。
 そんなことを回避するために、先に書いたように床下は定期的に点検すべきだ。新築後5年ほどの間に問題が発生しなければ、おそらく「その先もかなり大丈夫」という判断ができるから、それからは例えば2年や3年に1回の点検にすればいい。
 シロアリの話はなかなかおもしろいし、床下をどうつくるかということにもつながるので、次回はそのへんに進んでいこう。
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