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環境主義住宅を解く 第40回

 シロアリが建物に侵入することを防ぐには、土壌から建物の間をすべて「外」にするとよいと第38回に書いた。具体的にその間にあるものは「基礎」だから、そこを外にすればよいわけだ。でもこのつくり方をするのは法律的なことがあって難しい。
 そうなると、次の発想は「侵入路を断つ」ということになる。「外」にするということはスカスカにするというイメージだが、まったく発想が逆になって、ガチガチに固めてしまうというものになる。とにかく土壌から建物の間にできる隙間をつぶしていく(隙間をなくしていく)という発想だ。

 でもこれはそんなに難しい話ではないし、特別なことをたくさんやらないといけないということでもない。というのも、いまかなり一般的な基礎のつくり方である「ベタ基礎」にすればほとんどOKだからだ。
 ベタ基礎というのは、立ち上がりの基礎と底板の基礎を鉄筋でつないでコンクリートを打つという方法。そうすると、基礎の内部にほとんど隙間ができなくなる。ベタ基礎以外の方法としては「布基礎」というものがあり、こちらは立ち上がりの基礎で囲まれた部分の地面が露出している。地面が露出していれば、当然そこからシロアリは建物に侵入してくる(立ち上がりの基礎で囲まれた基礎の内部は、シロアリにとって「内」だと判断するという話は前に書いた)。
 また布基礎の地面が露出している部分に、あとから土間コンクリートを打つという方法もある。これでも隙間はできないんじゃないかと思われるかもしれないが、立ち上がりの基礎と土間コンクリートの間に隙間ができる。これは人間にとっては隙間には見えないが、シロアリにとっては十分な広さの隙間になる。

 さて、ここからが「ベタ基礎によるシロアリ侵入防止」のポイントになる話。
 ベタ基礎にすればまったく隙間ができないかというとそんなことはない。次のような部分が生じるからだ。
1)玄関土間と外のポーチとの間に隙間ができる
 通常、外のポーチの部分はあとでコンクリートを打つ。そうすると、玄関土間との継ぎ目に隙間ができる。この隙間から建物の間に「外」がなければ、シロアリは建物に侵入できる。実は、玄関周りはシロアリ被害が多いところ。それは以上のような理由があるからだ。
 この対策は2つある。まずひとつはポーチも土間と一緒にコンクリートを打つという方法。これらを一体にして隙間をなくすという発想だ。もうひとつはその隙間から建物の間に「外」をつくるというもの。玄関のすぐ外側に(ポーチの玄関にもっとも近いところに)、1cmほどの溝を切ればよいだろう。
2)地面に通じる配管
 たとえば配管を底板の基礎に垂直に抜くと、そこに地面に通じる隙間ができる。とくに温水配管には断熱材を巻くから、「隙間→断熱材→建物」というルートでシロアリが侵入してきやすくなる。
 だから、配管は立ち上がり基礎を横に抜きたい。もちろん基礎の外側に抜いた配管は「外(空中)」にもってくる。いくら横に抜いても、抜いた外側が地面の中ではダメ。

 以上のような工夫をすれば、ほとんど隙間はなくなるから、かなり完璧に近いシロアリ侵入防止策になる。他にも細かいポイントや、基礎の断熱方法などと関わる話があるが、そのあたりは次回に。
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