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環境主義住宅を解く 第54回

 「家が持つかどうか?」の分析の続き。前回以降に「持つ」ということについて考えてもらえましたか?

 おそらく平均的な人が考えている「持つかどうか?」の意識はこんな内容だろう。
■家が傾いてきて、そのうちどうしようもなくなる
■どこかが腐ってきて、そのうちガサっと崩れたりする
■どこかがシロアリに食べられて、そのうちシロアリだらけの家になり、そのうちガサっと崩れたりする

 もちろんこの意識はぼんやりとしていて、きちんと形のあるイメージではない。でもこんな感じで「持つかどうか?」をとらえているはずだ。そしてこれは家の耐久性というものを考えたとき、正しい要素をとらえている。前回書いた「地震や台風で壊れる」という要素に加え、「長期荷重で家が変形する」「雨漏りや水漏れで木が腐る」「木がシロアリに食べられる」という4つの要素が耐久性を低下させるものになる。
 とすれば、専門家に頼んでこの4つの要素が現状どうなっているかを調べてもらえば、「どこまで持つか?」ということの判断がかなり正確にできることになる。それはまったく難しい話ではない。お金もそれほどかからない。

 そうやってまずは現状把握を行い、それから今後のことを考える。耐震性に関しては前回述べた通りだが、もし家の傾きが改善され、その後の傾きを予防できるならそうすればよいし、一部の腐った部分やシロアリに食べられた部分は原因を取り除きながら補修すればよい。そうしたメンテナンスは家を長持ちさせるにあたって非常に有効なものだ。部品交換を続けていても、そうした「本質的な部分」は改善されない。これは家に対してのお金の使い方として賢い方法ではない。もったいない。

 では次に具体的な「リフォームの計画の仕方」について述べていこう。まずは「いま住んでいる家を自分たちで住み続けようと考え、ここらでしっかりリフォームしておこう」とするパターンから。家族数の増減に伴うリフォームや中古住宅を買って行うリフォームなどについてはまた後で解説しよう。

1)あと何年その家を持たすか?住み続けるか?の判断
 これが何より「どこにどれほどのお金を使うか?」の判断にとって重要。たとえばいま50歳で、あと30年はこの家に住み続けるとすれば「30年間」というのがまず考える年数となる。もしそれ以降も子供たちにしっかり住み継いでもらいたいとするなら、それを前提にリフォームの内容を考える。
2)耐震性の判断
 前回も述べたが、この判断がいちばん難しい。1981年以前に建てられた家の多くは「大きな地震が来たら倒壊する可能性が高い」となっているし、それをある程度改善しようとしたら結構な規模のリフォームになるからだ。しかし耐震性についての判断をせずにリフォームに向かうべきではない。
3)劣化具合の判断
 これについては今回述べた通り。2)と3)が「プロに調査してもらう内容」になる。
4)問題点や不満を挙げる
 現状として「ここをこうしたい」と思うものを挙げていく。まずはランダムに挙げていって、できればそれに優先順位をつけたい。参考のために、問題的や不満になりそうな要素を挙げておく。
①日当たりが悪い、②風通しが悪い、③部屋が狭い(リビング、キッチン、浴室など様々にあるだろう)、④収納が少ない、⑤家事動線が悪い、⑥物干しスペースが小さい/場所が悪い、⑦汚れや傷みが気になる(外装、内装、浴室、キッチンなど)、⑧冬寒い/夏暑い、⑨結露がひどい、⑩ジメジメする、⑪好みの外装や内装にしたい
こんなところか。
5)大まかな予算を決める
 「ここまでよくなるんだったら、ここまで出してもいい」、逆に「ここまでのことしかできないんだったら、そんなには出せない」というのが現実的だろうが、とりあえずは大まかな予算を想定しておいたほうがよいだろう。
6)全体の計画を立てる
 以上のようなことを考えながら、いつプロに来てもらうか、そのプロはどこにしようかというようなことも含めて全体計画を立てる。この「全体設計」がリフォームの出来を大きく左右するので、しっかり考えてほしい。
 
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