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1月の唄:「南国土佐を後にして」原曲

★「南国土佐を後にして」原曲

鯨部隊作詞・作曲

南国土佐を後にして 戦地へ来てから幾歳ぞ
思い出します故郷の友が 門出に歌ったよさこい節を
// 土佐の高知の播磨屋橋で 坊さんかんざし買うを見た

月の露営で焚き火を囲み しばしの娯楽のひと時を
自分もじまんの声張り上げて 歌うよ土佐のよさこい節を
// みませ見せましょ浦戸をあけて 月の名所は桂浜

故郷の父さん室戸の沖で 鯨釣ったというたより
自分も負けずにいくさの後で 歌うよ土佐のよさこい節を
// 言うたちいかんちやおらんくの池にゃ 潮吹く魚が泳ぎよる
   よさこいよさこい



中国北部戦線で戦っていた、中国派遣部隊(四国混成部隊)の高知歩兵第236部隊(鯨部隊)の中で、「よさこいと兵隊」・「南国土佐節」と題して歌われていた。ペギー・葉山が歌って大ヒットした「南国土佐を後にして(武政英策が補作詞・作曲)」よりバンカラっぽさが色濃く感じられる。

「南国土佐を後にして」で思い出すのは、『狂った野獣』(1976・東映/中島貞夫監督)というプログラムピクチュアだ。その中で川谷拓三が濁声で唄う「南国土佐を後にして」を聞くと、兵隊に唄われてたという原曲に近い曲想をかきたたせてくれそうな気がする。

川谷拓三は、片桐竜次にひっぱられて銀行強盗をやったものの、失敗する。ほんとはビビリで、なりゆきでバスジャックしてしまった時も、人質のおばさんに怒鳴られただけでオドオドしてしまう。早い段階から「もうあきらめよう」と言うが、そうすると、強気の片桐竜次やもっとこわい渡瀬恒彦に煽られる。状況がかなり煮詰まってきて、ちっともいいことなかった自分の人生を思って歌いだす「南国土佐を後にして」は、胸に染み入ってくる。その唄に人質のチンドン屋さんが伴奏つけてくるシーンにも泣かされる。

1975年頃、東映の大部屋俳優たちが『ピラニア軍団』として売り出し、『大激突』『資金源強奪』『県警対組織暴力』『北陸代理戦争』(深作欣二監督)・『暴動島根刑務所』『大阪電撃作戦』『沖縄やくざ戦争』『狂った野獣』(中島貞夫監督)などの低予算のケッ作・問題作でエネルギッシュに怪演していた。

1976年、僕は大学の教養課程から専門課程に上がれなかった。つまり、留年をしていた。鬱屈しささくれだった、蒼いココロをそれらの映画のピラニアたちにシンクロさせ、発散させていた。それゆゑ、拓ボンの「南国土佐を後にして」を思い出すと、不思議な涙が出てきて、ドウニモトマラナイのだ!



@これで1月のエントリーは終わりです。
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