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B級的自然住宅のススメ 第8回

 前回にも述べた本の原稿はほとんどカタがつき、5ヶ月ぶりに平静なペースに戻っている。この歳(44歳)で4時間半の睡眠時間はなかなかきつかった。でも原稿を書き始めた1月から6年ぶりくらいにテニスを再開したのがよかったのか、基本的な体調は悪くない。私にとってスポーツは最高のストレス解消になる。
 少し暇になり、仕事とは関係のない本を読み出している。そこでオススメを1冊。
 「ドカンと、うまいつまみ」小林ケンタロウ
 彼は料理家である小林カツ代の息子であるが、もうそんな立場で紹介されることもないくらいに有名になった。でも彼の料理本を読むのは初めて。
とにかく私と趣味が合っている。料理に対するスタンスというか間合いが似ているし、味付けの感覚も似ている(細かい自慢になるが、料理法もがよく似ているのだ)。「つまみなんてB級でいいのだ。でもちょっとしたポイントは押さえなくちゃね」という感じ。もちろん基本的な料理の力量はまったく違うのだろうが、一緒に酒を飲みながら料理をつくって一緒に食いたいと思った。文章がこれまたウマイ。

 さて、今回は家づくりに行き詰まりを感じ始めたところから。
 家づくりに関する情報は偏っている、ということに気がついた私。そしてとくに「環境にやさしい家づくり」に対してしっかりと基本を押さえた情報がない。前々回には「相談者を見つける努力をする」と書いたが、きっと「環境」に関して私が納得できる情報を持っている人はいないだろうし、その人は「この情報源に当たればいいのでは?」という情報も持っていないような気がする。

 いきなりちょっと話は変わる。
 実は、私が書いた「自然住宅のタダシイつくり方」というのはこうした問題を何とかしようとしたもの。イメージと基本的知識との差や一致点を明らかにしようとした。こんな本がもし出ていれば私の家づくりはドンドコ進むことになっただろう。

 はてさてどこに手がかりを見つけるか…。
 自然素材を使うのを基本にすること。そして自然素材を使ってイヤラシクない程度にスマートな家をつくることは大丈夫。雑誌に出ている自然素材の家はイヤラシイものが多いけど、そのへんは自分の感覚で何とかなる。自然素材も追いかけていけば「ほんまに環境にやさしいのかいな」というものもありそうだけど、消去法でやれば(つまり何だかお仕着せがましく過剰なアピールをしているメーカーのものを排除していけば)これも何とかなりそう。
 こうした素材選びのことを考えて断熱材に行き着き、一方で気になっているエネルギーのことをあらためて考え、きっと私の次の発想はこうなる。
 よし、まずはいまの自分の家の消費エネルギーを調べてみよう。これがどんなものかわかれば先に進めるぞ。

 フィクションと現実が何度もごちゃまぜになって申し訳ないが、ここからは現実の話。
 3年前に私はこのことを実際にやり始めた。断熱材を扱い始め、温度や熱、省エネのことでモノを言っていこうとしたとき、まずこれがわかってないのは大欠陥だと思ったからだ。これは本当に自然で当たり前の発想だと思う。どれほどの温度や湿度の家で、どんな暮らしをしたらどれくらいの消費エネルギーになり、CO2排出量はどれくらいになっているのかを自分の感覚としてつかむにはまずここから始めるしかない。
 さて、消費エネルギーを調べるのは簡単。請求書や領収証を見ればいいだけ。そしてそこからCO2排出量を出すのも簡単。だからすぐに出た。でも感想は「それがどうした」だった。なぜか?それは「ウチはいったいCO2排出量が多い家庭なのか少ない家庭なのかわからない。さらに、そのCO2排出の原因になっているもののうち、冷暖房に使っているものがどれくらいなのかわからない」からだった。(続く)
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